2013年8月アーカイブ

薬剤師の資格は、薬剤師という専門職だけでなく、実は、認定薬剤師という資格、専門薬剤師という資格も存在します。 この資格は、そもそも社団法人日本病院薬剤師会が認定している、専門薬剤師となりますが、この妊婦に関わる、妊婦・授乳婦専門薬剤師やHIV専門薬剤師は、新しい専門薬剤師の専門資格となります。

がん専門薬剤師、感染制御専門薬剤師等が、はじめに認定された専門資格となりますが、これら妊婦に関わる専門薬剤師における専門資格は、まだ新しい専門資格であるということになります。

この妊婦に関わる、妊婦・授乳婦専門薬剤師の仕事とは、妊娠や授乳期の薬物療法に関しての高度な知識、技術、論理観によって薬物療法を行う場合に、母子へ の安全を考え、尚且つ適切な治療を行う事を目的としています。 そもそも、妊婦に関わる、この専門薬剤師は、当然必要に応じ、カウンセリング等も行いますが、この場合、ただ薬の情報を提供するというだけでなく、薬物療 法を行う事にあたり、おなかの赤ちゃんへのリスク、又は、乳児へのリスクが同程度あるものなのか、という部分をわかりやすく、適切に指導、説明するものと なります。

もちろん、それにより、問題点がある場合は、医師らと協力をして最善の方法を見つけるという事も、妊婦に関わる妊婦・授乳婦専門薬剤師における重要な仕事と言えます。 ただ、この妊婦に関わる専門薬剤師が、他専門薬剤師と異なる点は、使われる事となる、薬における有効性、安全性の根拠となるデータが、非常に少ない事があげられます。

要するに、妊婦に関わる治験におけるデータが無い、つまり除外対象となる、妊婦及び授乳婦の場合は、そうした薬物における有効性等のデータが無いまま、薬物治療を行うという事が余儀なくされる事から、その分、他専門薬剤師よりも難しい部分があるともいえるのです。

通常、妊婦さんが薬を服用するとして、その薬が胎児に影響が無いか、という部分は、一般薬剤師には、答えられないものなのですが、だからこそ、妊婦・授乳 婦専門薬剤師という存在は、実は、非常に重要な存在だと言えるのです。 こうした妊婦・授乳婦専門薬剤師とは、薬剤師歴5年以上の薬剤師であり、尚且つ関連学会の会員であるという事と、妊婦・授乳婦の薬剤師指導歴が3年以上あ る、また、妊婦に関わる、薬剤師指導実績が30症例以上あるという条件が揃う事で、この妊婦・授乳婦専門薬剤師として資格を取得できる事となります。

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